マスターのひとりごと(インフォメーション)
古くは香辛料は薬品として用いられていましたが先人の知恵はやはり侮りがたしです!
大阪大学微生物研究所教授・高倉伸幸先生によると、
『肌老化の重要な鍵を握るのは毛細血管で、毛細血管が減るとシミやしわなどができやすくなる。また、加齢によって毛細血管は簡単に消滅する』そうです。
毛細血管の壁細胞からは、アンジオポエチンという分子が分泌されています。
これが毛細血管を強化する元となるのですが、酸化ストレスなどで活性化されず毛細血管の内皮細胞と壁細胞の間に大きな隙間を作ってしまうのです。
そうすると、栄養分や老廃物が漏れて血管に炎症を起こし、毛細血管が消滅してしまいます。それがシミやしわ・たるみの大きな原因となります。このアンジオポエチンの作用に似た働きをするのがシナモンです。シナモンには摂取後わずか2・3時間で血管を修復するスゴイ力があるそうです。高倉伸幸先生によると、シナモンは長年の血管研究を通して、数百種類もの天然食材から選びぬかれた食材で安全性も高いそうです。また頭皮や育毛にも効果があるそうです。
1日小さじ1杯程度を目安に取ることが効果的だそうです。ホットドリンクやおやつに混ぜて摂取するといいですね。ただし、シナモンは人によっては軽い刺激を感じることもあるので、体調がわるい時や持病がある人、妊娠中は医師に相談をしたほうがいいそうです。
好き嫌いのあるシナモンですが嫌いでない方は意識して取り入れてみる価値はありそうです。
メタボリックシンドロームの象徴である内臓脂肪型の肥満は、男性ホルモン「アンドロゲン」の低下が一因であることがわかってきました。それは「運動」と「食事」で改善されるそうです。なかでもネギやタマネギ、ニンニクなどネギ属の野菜を摂取することでメタボリックシンドロームに関連する項目も改善するそうです。
「アンドロゲン」は、コレステロールをもとに主に睾丸で産生される「テストステロン」と、そこから代謝されて作られる「DHT(ジヒドロテストステロン)」という二つの男性ホルモンの総称で骨格筋の増強、生殖機能の調整と精子の形成など、男性の活力源になるもので、アンドロゲンの低下によって中高年男性の内臓脂肪の増加が起こる事や、ウォーキング等の有酸素運動と食 事でアンドロゲンが増やせることが最新の研究で明らかになってきました。
筑波大学大学院の鰺坂隆一教授は、「運動」との関係を報告。中年の肥満男性31人を対象にウオーキングなどの中強度の有酸素運動を取り入れたヒト試験で男性ホルモンの増加効果があったそうです。
ダイエットには水をたくさん飲むことが良いといわれますが、これは水を飲むと痩せるということではありません。脂肪が落ちること。つまり脂肪が燃え るという仕組みは、体を動かすと体中の脂肪が血管に溶け出します。そして溶け出した脂肪が血管を通って動かしている筋肉のところまで流れて行って、水と二 酸化炭素に分解されて、やがてなくなっていくということです。
この時に血液がドロドロだと血管に溶け出した脂肪が流れにくく、動かしてい る筋肉のところまで行きづらくなってしまいます。水分をたくさん摂ると血液はサラサラになって、脂肪も流れやすくなり、エネルギー源がうまく体の中で回転 してくれるので脂肪が分解されやすくなるというわけです。
血管に溶け出した脂肪は、運動が終わってもしばらくは体の中を回っているので、水分をたくさん摂ると脂肪は尿から排出されやすくなります。また便秘解消にも効果があるので、ダイエットには水をたくさん飲むと良いとされているようです。
水分補給をしっかりしながらガンガン運動して健康的にダイエットしましょう!
いささか、オーバーなタイトルですが、カレーに入っている黄色い色のスパイスとしておなじみのウコン(ターメリック)ですが最新の研究結果によれば、このウコンに含まれるポリフェノールの一種で、ウコンの活 性成分のクルクミンに、舌がんや咽頭がんなどの頭頸部がんの増殖を抑える効果があるらしいことがわかりました。
米・カリフォルニア州立大学ロサンジェルス校ジョンソン総合がんセンターのMarilene Wang教授らは、7年前からクルクミンの抗がん作用に関する研究を始め、これまでに、マウスを使ってその薬効を確かめた論文を2本発表していました。今回、3本目となる論文では、いよいよヒトに対して効果の有無が確かめられたのです。
Wang氏らは、21名の頭頸部がん患者に対し、1グラムのクルクミン錠剤を、口の中でよく噛んで飲んでもらい、その前後で唾液サンプルを採取、検査しました。その結果、クルクミンの摂取によって、唾液に含まれる、がんの増殖を促進するサイトカイン(免疫・炎症関連タンパク質)の量が減少したのです。
だからといってカレーに期待してはいけないようです。
なぜなら1グラムのクルクミンを摂ろうとすれば、カレー200皿は食べる必要があるからです。
とはいえ、今後の研究に期待したいですね。
そば、うどん、そうめん、ラーメンなど
棒状の乾麺をゆでるときは
野菜をゆでる時程度の塩を加えてゆでると
コシと風味が強くなっておいしいです。
なんでかというと、麺などを茹でる場合は硬水が適しているんですが
日本の水は軟水なので塩を入れて擬似硬水にするわけですね。
あと、麺には塩分が含まれていて水で煮ると 麺の方にたくさん水分が入ってきますが
水に塩を入れると麺と水の塩分濃度差が変わらなくなるので
麺の中に水が入ってきにくくなって麺が堅くコシが強くなるというわけです。