マスターのひとりごと(インフォメーション)
2011-11-06 16:14:00
メタボリックシンドロームの象徴である内臓脂肪型の肥満は、男性ホルモン「アンドロゲン」の低下が一因であることがわかってきました。それは「運動」と「食事」で改善されるそうです。なかでもネギやタマネギ、ニンニクなどネギ属の野菜を摂取することでメタボリックシンドロームに関連する項目も改善するそうです。
「アンドロゲン」は、コレステロールをもとに主に睾丸で産生される「テストステロン」と、そこから代謝されて作られる「DHT(ジヒドロテストステロン)」という二つの男性ホルモンの総称で骨格筋の増強、生殖機能の調整と精子の形成など、男性の活力源になるもので、アンドロゲンの低下によって中高年男性の内臓脂肪の増加が起こる事や、ウォーキング等の有酸素運動と食 事でアンドロゲンが増やせることが最新の研究で明らかになってきました。
筑波大学大学院の鰺坂隆一教授は、「運動」との関係を報告。中年の肥満男性31人を対象にウオーキングなどの中強度の有酸素運動を取り入れたヒト試験で男性ホルモンの増加効果があったそうです。
東海大学の副学長で、生物理工学部の西村弘行教授は、「タマネギやニンニクなどのネギ属に含まれる“含硫アミノ酸”が、テストステロンの産生を活性化する」という動物実験での研究結果を報告されました。
ちなみに、タマネギの含硫アミノ酸をできるだけ逃さずとるには、「電子レンジで約2分、丸ごと温めて酵素の働きを止めてから使うのがコツ」だそうです。
ガンガンタマネギを食べて、運動してメタボ解消!といきたいですね。