マスターのひとりごと(インフォメーション)

2013-03-17 00:02:00
 
 

りんごの木の枝に1匹のいも虫が住んでいました。
ある嵐の晩、枝が折れいもむしはりんごに
掴まったまま木の下の川に落ちてしまいました。
「ぼくは、いずれ食べ物が無くなるか、干からびて
死んでしまうんだろうな」
そう思うと、いもむしはとても悲しくなりました。
「でも、あと1日だけ、とりあえず今日だけ生きてみよう」
そう思ったいもむしは、足元のりんごを
かじり始めました。りんごの船が転覆しないように気をつけて…


それから幾日もたち
とうとうりんごも皮一枚を残すのみとなりました。
これ以上かじったら穴が開いて沈んでしまうでしょう。
「これで、ぼくのできることはもう何もないな」
そうつぶやいていもむしはじっと横になりました。


数日後、りんごの船から1匹の美しい蝶が飛び立ちました。

 

もう、駄目だって絶望的な状況になった時

只々、うろたえて泣きますか?

自暴自棄になりますか?

それともこのいも虫のように細心の注意をはらいながら

今日一日出来る事を精一杯やり遂げますか?

「これで、ぼくのできることはもう何もないな」

って言えるまでやり遂げた時

あなたも必ず蝶になって飛び立てるはずです