マスターのひとりごと(インフォメーション)

2012-10-10 10:26:00
 
 

お腹いっぱいに食事をしても甘いデザートを前にするとついつい食べちゃうのはなぜでしょう。

動物の脳には食欲を司る神経メカニズムがあります。

実は甘い高カロリーなデザートはこの神経メカニズムを打ち負かして野生の本能を蘇らせる魔力があるんです。

では食べ過ぎを防ぐための神経メカニズムがどういったものかというと

空腹になると「グレリン」というホルモン物質を分泌し、脳内で神経伝達物質「神経ペプチドY」と反応することで空腹を「感じる」ようになります。

満腹になると「グレリン」と逆の作用を起こす「レプチン」が分泌され、神経ペプチドYと反応して空腹感を静め、ごちそうさまでした。となります。

これが食欲のコントロールされる仕組みですが…

脂肪が多くて甘い、いかにもカロリーの高そうな食べ物を目にしたとき、有史以前から人間が持っている本 能に火がつきます...う~んワイルドだぜぇ...

太古の昔、我々の祖先はいつも食べ物を求めて歩きまわっていました。

いつでも充分な食事にありつける保証のない時代です。人類は生き延びるためにエネルギー消費を 抑え、機会さえあれば何かを食べたり蓄えたりしていたのです。

つまり「食える時に食え」「食えるだけ食え」でした。

高カロリーで甘くて美味しそうなデザートを目にすると古代からのサバイバル精神が呼び覚まされて

食欲中枢のグレリンとレプチンによるメカニズムより優先されて、ついつい食べ過ぎてしまうわけですね。

しかし、食欲中枢を打ち負かすデザート...恐るべし