マスターのひとりごと(インフォメーション)

2012-01-01 19:23:00
 
 

昔から腹八分目と良く言われますね。

腹八分目がどう体に良いのか調べてみたら…すげーっ!と思ったので、書いときます。

腹八分目を継続的に続けることでサーキュイン遺伝子なるものが目を覚まして老化を遅らせ、長寿になるそうです。

サーチュイン遺伝子は、2000年にマサチューセッツ大学レオナルドガレンテ博士やワシントン大学今井眞一郎博士によって発見され、この遺伝子の働きを強めるとあらゆる生物の寿命が延びることが確かめられました。この遺伝子は誰でも持っていますが普段は眠っていて活動していないそうです。普通の暮らしでは働かずOFFになっているこの遺伝子のスイッチをonに出来れば長寿命につながる可能性が大きいようです。

このサーチュイン遺伝子は、カロリー制限で軽い飢餓状態を作ると働き始める性質をもつ遺伝子で、金沢医科大学糖尿病・内分泌内科の古家大祐博士によると、“7週間以上、カロリー制限を続けるとサーチュイン遺伝子をオンに出来る”そうです。研究によると、30%のカロリー制限でスイッチがオンになるとのこと。

長生きの秘訣は腹八分を基本とした継続的なカロリー制限にあるようです。

自分の生活に必要な1日のエネルギー量を算出して、この25%LESSを目標摂取カロリーとすることが効果的。(むやみにカロリーだけへらしてもダメで栄養士に食事のバランスを考えて貰う必要がある。)

細胞内の「ミトコンドリア」はエネルギー工場ですが、加齢により弱り減少します。病原菌と闘う、この「免疫細胞」は、年をとると暴走して自分の体を攻撃して老化を進めることもあるようです。

年を取りミトコンドリアが弱って活性酸素を出すようになると体の細胞を壊すようになり、結果として糖尿病や認知症に。また、免疫細胞が自分の血管を攻撃すると動脈硬化になりますが、カロリー制限すると攻撃が抑えられ動脈硬化が改善するそうです。

体内のサーチュイン遺伝子がカロリー制限で働き始めると、ミトコンドリアの数が増え、免疫細胞がおとなしくなり血管などの老化を改善、長生き出来るようになる。(サーチュインは100種類近くある老化の原因を抑える効果があるため。)

30代、40代などで始めた方が老化を遅らせ長生き出来るとのこと。但し、もともと食が細い人は年を取ってから急に始めてはいけないと。カロリー制限でかえって栄養が不足して体に悪いそうです。但し、カロリー制限は途中でやめるとすぐにサーチュインは働かなくなるから、一生続けないと効果がないようです。

たまに食べ過ぎるのは仕方ないですが、それでも腹八分目を意識して継続すると長生きにつながるようです。

腹八分目の科学的根拠でした。