マスターのひとりごと(インフォメーション)
塩加減って難しいですよねぇ。でもちょっとポイントをおさえて覚えるだけで失敗しなくなりますので、たまにはちょっとためになる記事も書きますね。
まず、料理本とかでよく出る”塩少々” ”塩ひとつまみ” これってどんだけの塩の量のことでしょうか?
”塩少々”と書かれている時の塩の分量は、およそ0.5gで、親指と人差し指で軽くつまんだ時の分量です。
”塩ひとつまみ”の分量はおよそ1gで、親指と人差し指、中指の三本の指で軽くつまんだ時の分量です。
小さじ1杯は、1杯分が5mlのもので、5gです。
もちろん、人によって指の太さに違いがありますので、実際に自分の指で何度か試して、それが小さじのどのくらいになるのかを調べておくといいと思います。
では、失敗しない塩加減の目安はどんくらいかというと100gに対して0,9gです。また中途半端な数字だなぁと思われるでしょうが、ちゃんとした理由があるんですね。それは人間の体液の塩分濃度がその数字だからなんですね。
人間の体液は0.9%の塩分。この0.9%を目安にすると脳が美味しく感じる塩分量の料理が出来ます。ちなみにお吸い物のの塩分濃度が丁度そのくらいになります。ただし、ここで注意していただきたいのは、食材からの旨みを含めての目安と言うことです。つまりしっかりと出汁、スープをとった上でのこの塩分と言うことです。
旨み成分がしっかりと出た上での目安になります。
塩0,9gは中途半端なんで塩分1パーセントを目安に覚えるといいと思います。
材料100グラムに対し1%の塩分は
塩1g:味噌8g:醤油6g (塩小さじ1/6・味噌大さじ1/2・醤油小さじ1)
食材100gは味付けする食材の正味量です。
汁物は液体の重量(スープ、出汁など)のことですが100gは100っcですね。また、複数の調味料を使用する場合は合計量を出します。
ですから、100gの食材に対して人差し指と親指でつまんだ量を2回ですかね。心持ち少なく、で、0,9g。
これを覚えると料理がはかどると思いますです。
ぜひ、頭の片隅に入れておいてお料理に役立てていただければと思いますです。